個人の力

これまで改装を手掛けた店舗のオーナーは、個性豊かな方たちばかり。
ギンコ。古書日月堂。中野書店。
この時勢に、新たな変化に踏み出すというのは、難しいことも多いと想像するが、
常に朗らかで、訪ねるたび、いつも元気をもらっている。

独立する前は、企業がクライアントであることが多く、
その組織のイメージと社会的に求められる用途から設計していたように思う。
対個人というのを意識することが、あまり無かった。

住宅も含め、こうした店舗では、クライアントの個性や趣向、
目指すものが強く反映される。
そのために、自分たち設計の力が発揮できたと思えた時は、とても嬉しい。

世の中を動かして行くのは、こうした個人の思い入れと信じたい。
これからも素敵な個人と仕事をしていきたいと願う。

デザインスタイル

スタイルは変幻自在。
それを支える強い意志は不変。
そうありたいと思いながら、
日々ものづくりに励んでいます。

リフォームについて

リフォームの醍醐味は、そのビフォーとアフターの振れ幅の大きさです。
マイナスの印象からのスタートであることも多く、
そこから、どこまで遠くに飛べるか。
限られた予算と時間の中でのスピード感も魅力です。

勇気ある人

数ある設計事務所の中から、私たちに仕事を頼んでくれたクライアントを勇気のある人だと思う。決して、自ら動いて私たちを見つけてくれたのではなく、知人からの紹介ということも多い。職種柄、同じクライアントの仕事が続くことは稀で、ほとんどは一期一会のようなものである。その中で、こちらを信頼してくれ、少なくない予算を託してくれる胆力を持った人だ。

その信頼に応えたい気持ちで、いつもがんばっています。

信頼を得るために、私たちも腹を割って話さなければいけないし、クライアントになる方たちにも、私たちが応えたいと思う覚悟を少々見せていただければと思う。

それなので、間口は広く、敷居はちょっとだけ高くしておきます。